“ んっ・・・・。”
『 人生は、いくつになっても素晴らしい 』と、書いてある、本の背表紙が目につきました。
“ 歳をとっても、そう思えればいいけど・・・。現実はどうかな・・・。”
・・・と思いながら、手に取った本。
本の表紙には、彼方を見上げながら、微笑んでいる、外国人の老女が写っていました。
“ ダフネ・セルフさん・・・? ”
<著者紹介>
1928年生まれ。イギリス在住の現役ファッションモデル。最愛の夫の死後、70歳でモデル業に復帰する。2014年、世界最高齢のスーパーモデルとして、ギネスブックに認定された。名だたる一流のブランドのランウェイモデルやファッション誌のカバーモデルとして、現在も活躍中。16年、日本で刊行した『 人はいくつになっても、美しい 』が話題となる。
本の表紙に写っている、今ここに居る、ダフネ・セルフさんに会ってみたくなり、この本を読むことにしました。
なぜか、一番最初に読んだのは、最後のページ・・・。
< しあわせを自分で探す >
数年前、エンターテイメント業界で権威ある女性団体、ザ・グランド・オーダー・オブ・レディ・ラトリングス(GOLR)から声をかけてもらい、メンバーになりました。
GOLRの主な活動は・・・・・・・・
・・・・・< 略 >・・・・・・・・・・・
人生は何がおこるかわからない。明日がどうなるかもわかりません。
明日突然また、ショーや撮影のオファーが舞い込んでくるかもしれないのです。
なかなか趣味の絵を描く時間がとれないのが悩みですが、それも考えようによっては大変ありがたいこと。そんな風に思っています。
生きていくうえで大切なのは、与えられた環境の中で、良いときも悪いときも、いかに、しあわせを自分で探していくか、なのではないかと思うのです。
日々、自分の力を発揮し、誰かのために働くことができる―これ自体が生きていることのご褒美だと私は思います。
(『 人生は、いくつになっても素晴らしい 』より引用)
そして、次は、本の最初の『 はじめに 』を読みました。
< はじめに >
私の著書 『 人はいくつになっても美しい 』を、たくさんの日本の方に読んでいただき本当にうれしく思っています。
自分が楽しく、わくわくすることを日々考え、行動してきた私の生き方が、こんなにもみなさんに受けいれていただけるなんて、想像もしていませんでした。
やはり人生はいくつになってもすばらしいものです。
歳を重ねれば重ねるほど、ほかの人とシェアできる知恵や人生経験が増えていくのだと、あらためて思いました。
そして、それらの中に、これまでどの人生を歩んできたのか、私の生き方をもっと知りたい、という声もありました。
そこで本書では、ここまでの私の人生について、お話ししたいと思っています。
同じ朝はめぐってきません。今年で90歳になる今でも、私は毎朝、どきどきしながらカーテンを開けています。
あなたの今日という日を、思う存分楽しんでください。
(『 人生は、いくつになっても素晴らしい 』より引用)
なんだか、最後と、最初だけを読んだだけで、もうおなか一杯になってきました。(*^-^*)
さて、これから本文を読むことにします。
久しぶりに、読むことが楽しみな本に、出会いました。ヽ(^o^)丿
著者 ダフネ・セルフ 出版社 幻冬舎
P.S
以前ブログに書いた、「十二国記」の中に登場する、才州国、「采王」黄姑も、ダフネ・セルフさんと同じことを言っていたのを思いだしました。もしよかったら、こちらのブログも・・・・・『 風の万里 黎明の空(十二国記) 』
神 田 川 ◀ ▶ e n d