熱田神宮、正門第一鳥居です。
木の鳥居なのですね。それも、無垢の鳥居。
往古から、此処に鳥居があって、『今の私と同じように、此処の鳥居の見ている人がいたんだ』と思うだけで、時空を超えて、同じ思いを共有しているような気がします。
今日の神宮は、ちょっとにぎやかなようです。
露店がたくさん出ています。
調べて見たら、明日、6月5日が、例祭(熱田まつり)だそうです。
◆熱田まつり
天皇陛下のおつかい(勅使)が参向される当神宮の祭典中最も重要かつ荘厳なお祭りです。
神事のその一方、献灯まきわら・花火をはじめさまざまな奉納行事が催され、名古屋に夏の訪れを告げる祭りとして市民に広く親しまれております。(熱田神宮HPより)
・・・とのこと。
ちょっと夏には早いような気がしますが、夏の訪れを告げるお祭りは、夏の季節の始まりを感じさせてくれるお祭りのようです。
正門のすぐ左に歩いていくと、正門の鳥居より小さい鳥居がありました。
此処の先は、別宮八剣宮、上知我麻神社、大国主社と事代主社があります。
参拝に来ている方は、此処の鳥居の前で、ご挨拶をして、帰るときも、ご挨拶をして帰られます。
ただの観光客では、鳥居の前のご挨拶までは、気が回りません。
此処に来られるかた、皆さんが、鳥居の前でご挨拶をするのを見ていると、身近な存在の神社のような気がしてきました。
当たり前に、神様がそこにいらっしゃって、お参りにいくと、かならず見守ってくれているような気がします。
鳥居の廻りも、やさしさに包まれているような気がしませんか。
◆上知我麻神社
盛大な「初えびす」と「知恵の文殊様」信仰
商売繁盛・家内安全を願う(初えびす)、又知恵の文殊様として合格祈願の絵馬奉納など篤く信仰されております。
凛とした佇まいです。
第二鳥居です。
第二鳥居の隣に、大きな楠がそびえています。
弘法大師がお手植えと伝えられていて、ここの大楠の樹齢は約千年だそうです。
千年もの年月が流れているのですが、此処の大楠は、生き生きと、まっすぐにそびえ立っているようです。
熱田の杜とも言われているとおり、静かな杜の木漏れ日が、とてもキレイでした。
そして、第三鳥居です。ここを通ると、本宮です。
こちらが、本宮となります。
熱田大神はここに鎮まります。
本宮の横道から、こころの小径を歩いて見ることにしました。
こころの小径は、本宮の後ろを周る小径です。
本宮には、観光客がたくさん参拝されていましたが、こころの小径を歩いている人は少なく、本宮正面と違った趣きがあります。
こちらの小径のほうが、神聖さを感じさせられるようです。
こころの小径を歩いていくと、ちょうど本宮の真後ろ当たりにも、鳥居がありました。
だれも居ないこの場所で、熱田大神さまと、直接お会いできたような気がしました。
此処で手を合わせていると、とても静かな気持ちになっていきます。
此処は、とても、とても、静かな場所でした。
初めての熱田神宮参拝でしたが、
又、機会があれば、是非訪ねてみたいと思いました。