今年の6月に訪れた名古屋に、再び訪れることになりました。
今回は、名古屋市市政資料館と豊田邸に足を伸ばしてみました。
名古屋市市政資料館の建物は、大正11年(1922年)に当時の名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として建設されたそうです。
そして、国の重要文化財と指定されています。
97年前に建てられた建物は、ネオ・バロック様式。
100年近く前に建てられていますが、外壁の赤い煉瓦と、白の花崗石は、現在でもとてもキレイです。
ちなみに、ネオ・バロック様式とは・・・・。
1590年頃のローマで、建築そのものだけではなく、彫刻や絵画を含めた、様々は芸術活動によって空間を構成した様式がバロック様式で、そののち、19世紀に再び復興したのがネオ・バロック様式です。(Wikipedia参照)
少し気になった建物の正面上に掲げている、交差した剣のプレートは、97年前の裁判所と関係があるのでしょうか。
正面入り口を入っていくと、目の前には2階に続く階段があり、その上には、天秤と剣が描かれているステンドグラスが見えてきます。
天秤と剣、調べて見たら、正義の女神(神話のテミス、ユースティティア)が天秤と剣を持ち、司法・裁判の公平さを表す象徴・シンボルとなっているそうです。(正義の女神なんだ・・・(^-^))
先ほどの、玄関正面の交差した剣のプレートも、正義の女神の剣からきているのかもしれませんね。
窓のガラスもレトロな結晶ガラス。
ノスタルジックな窓ガラスです。
窓から外を見下ろすと、そこは日本ではなく、異国の風景が広がっていました。
外から見る窓も素敵です。
2階の手摺の模様もとても素敵でした。