今日のお月様(19:42)は、月齢14.8、望月(もちづき)です。
満月の呼び名でもあります。
月の名前では、望をもちと呼ぶようです。
まるいお餅のことから、もちづきと呼ぶのかとも思ったのですが、反対に、丸いお月様の望月(もちづき)から、お餅の名前が付けられたとか・・・。
望と言う字を調べてみると、“遠くを見やる”という意味があります。
なぜ、望をもちと読ませるのは、よくわかりませんが、望という漢字を使うのは、“遠くを見やる”からかなと・・・、納得してしまいました。(*^-^*)
“遠くを見やる”と言う言葉も、いいな~と思いながら・・・。
余談ですが、望月の言葉が入った、平安時代の藤原道長が詠んだ歌があります。
「この世をば わが世と思ふ 望月の 虧(かけ)るたることも なしと思へば」
“この世をは、自分のためにあるようなものだ 望月のように何も足りないものはない”とのような・・・。
藤原道長は、とても俺様系だったのようですね。
望月のイメージが、完璧な月という印象があったのかもしれません。
さて、今日の望月は、薄~く雲がかかっていて、神秘的なお月様になっています。
薄~く雲がかかっていている望月の写真、もう一つ表現できませんでした。((+_+))
光輝いているお月様ではなく、グレー色の雲が重なっている感じがわかるでしょうか。
もう一枚の写真は、近くの小学校の樹木、針槐(ハリエンジュ)、別名ニセアカシアの樹木から、望月を覗き込んだ写真です。
まるで、グリル童話の“ヘンゼルとグレーテル”の物語に出てくる、森のようです。
私の中のイメージですが・・・。(笑)
目の前の妖々しい景色を眺めながら、現実を離れ、異国の物語に身を置きながら、ずっとお月様を眺めている私でした。
2020年3月11日 ひかり ◀ ▶ 桃 の 花